キャバクラのキャッチに煽られた

「お兄さん、キャバクラどうすか?」

「このあとお遊びのほうは?」

「かわいい女の子揃ってますよ!」

都会のネオン街を歩いていると、いつも待ち伏せる常套句。

 

キャバクラの勧誘もそのひとつだ。

 

大抵、

「未成年っす!」

「麻雀しに行くんで..」

と対処しながら、これまでの東京の夜を切り抜けてきた。

 

だが、恵比寿の飲屋街だけはこの対処法では不十分だった。

 

キャッチがこちらに近付いたとき、

まさかいきなり、

 

Janne da arcのHEAVENのサビを熱唱されるとは想定できなかったからだ。

 

そのキャッチの男とは、ほぼ毎日顔を合わせる。大体、いる。

 

今日も帰りに会った。

 

なぜか、一応、軽く頭を下げてしまった。

 

推定20代前半。

秋まではスーツだったが、今はその上に毎日モッズコートを着ている。身長は165cmくらい。髪の毛は3回ほどハイブリーチしたくらいの明るさ。フォルムはマッシュな感じだが、別にパーマもスタイリング剤も施していない模様。

目はパッチリしているが、目力が強いわけではなく、いつもどこか遠くを見ているような、不思議な雰囲気が漂っていた。

そして、とにかく眉毛が黒い。

白い髪の毛と黒い眉毛のコントラストが印象的だ。

そんな彼が急に

 

「き〜っと生まれ変〜わったって〜同〜じ場っ所〜で♪き〜っと君を見〜つ〜け〜て〜あげ〜るよ〜♪」

 

って歌いながらこちらに近づいてくるから驚く。しかも、なかなかの無表情。

だけど、さすがにこれを全スルーするわけにはいかなかった。これだけ体を張って見込み客にアプローチする男はなかなかいないだろう。

だから立ち止まって

「えっと、はい?w」

と言い、その男と会話をする意思をほんの少しアピールしてみた。

 

するとその男は、

ただ会釈をし、どこかへ行ってしまった。

 

 

いや、キャッチして!

 

 

無視って。周囲の道行く人々はこちらをチラチラ見ているが、明らかに「俺がシカトされている図」がそこにはできあがっていた。してよ、キャッチ。オチも、ないし。

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1992年12月26日生まれ。 急に「なんかmacいじってるやつかっこええな!」という気持ちが芽生え衝動でmacbookを購入したものの、「特にやること、ないな..」と持て余してしまいYouTubeで時間を消費するくらいしかやることがない状況に不満と疑問を抱き、「そうだ、macbookを開きながらブログを運営していたらなかなかイケてるんじゃないか!?」とひらめきミーハー心からワードプレスに登録。わざわざサーバー代を支払ってまで運営する必要性がまったくもってない雑記ブログをひたすら書き続ける都内在住の24歳サラリーマン。